テーブルの種類
家やオフィスにいろいろな種類があるように、テーブルにもいろいろな顔があります。ダイニングで食事しようが、オフィスで会議しようが、それぞれに適したテーブルがあります。昔の日本の食膳のような小さなものから、多人数が囲むことのできる大テーブルに至るまで、種類はさまざま。生活の場、仕事の場(オフィス)、業務用など使うシーンによっても、必要とされるテーブルは変わってきます。
〜食卓の主役
食事と語らいを支える
ダイニングテーブルは、食事用のテーブルです。家具の中心ともいえる存在です。家族や職場にもたらすダイニングテーブルの大切さは、強調しすぎてもおかしくありません。心地のよいダイニングテーブルがあれば、食卓の会話も自然に弾みます。
ダイニングテーブルには、シンプルなデザインから、食卓につく人数にあわせられる伸縮式のものまで、さまざまなタイプがあります。かつては木製ばかりでしたが、最近ではガラステーブルも人気。ダイニングルームのスペースとスタイルにあわせてテーブル選びをしましょう。
〜自宅にいながらカフェ気分
特別な空間
カフェテーブルとは、2人掛けくらいを前提にして作られた小さ目のテーブルです。お茶を飲みながらくつろいだりするための台で、自宅にいながら喫茶店にいるような気分を味わうことができます。
定年退職後のゆったり時間に活躍
カフェテーブルを置くスペースには、ダイニングほどのスペースは必要としないため、中庭の見える縁側や広めの廊下にも設置できます。リビングで、ソファーの代わりにカフェテーブルを置くというパターンも。定年退職後の夫婦が時間をゆったり過ごすのにもぴったり。落ち着いて読書する場所としても最適です。
〜コンパクトな打ち合わせ用机
軽く商談
ミーティングテーブルは、2人くらいで座って商談や雑談をするためのコンパクトなテーブルです。店舗やショールームで、お客さんと打ち合わせするときなどに使います。個室で腰を落ち着かせて応対するほどの本格的な商談というよりは、ちょっとしたカジュアルなミーティングに向いています。オフィスの休憩スペースにもあると便利です。
店舗のカフェスペースに
雑貨店やアロマショップなどの店舗では、カフェスペースを設けているところが増えています。ミーティングテーブルは、そんなシーンにもぴったり。くつろぎ空間を簡単に演出することができます。軽量タイプが多いため、片づけもラクです。
〜オフィスや学校の必需品
畳めて、運べる
会議テーブルは、会議の際に簡単に配置できるように工夫されたテーブルです。企業の会議室や学校、集会所など、人が集まって打ち合わせをする場所での必需品です。簡単に運べて、畳めるというのが最大の特徴です。
キャスター付き
会議テーブルはキャスターがついていると移動がだんぜんラク。必要なところにすぐに移動させられます。
アジャスター付き
キャスターがついていない場合は、一人でも運べる軽量タイプがいいでしょう。ガタツキがあると困るので、脚部にアジャスターがあると便利です。
棚付きが便利
天板の下に棚が付いているタイプもあります。資料などを棚に置いておけばテーブルの上がすっきりしますので、会議に集中できるでしょう。
脚を隠す幕部がポイント
最近は、天板の下の部分に幕板を付けた会議テーブルが増えています。幕板は、足元を隠す役割があるため、出席者が落ち着いて会議に参加できます。
〜団らんの雰囲気がなごむ
会議で積極発言を引き出す
テーブルが丸いと、団らんのときの雰囲気がなごやかになります。会議などでも、長方形のテーブルに並ぶより、円いテーブルを囲む円卓会議の方が積極的な進行ができるといわれます。会話を重視するだんらん的な食事を望む場合も、円テーブルが理想でしょう。大きな長方形のテーブルだと、反対側の人と会話をする時にひと苦労しますが、丸テーブルならその心配はいりません。
〜いろいろ使える多用途性が魅力
ゲストが来たら追加で
折りたたみテーブルは、不要な時に折り畳んでコンパクトに収納ができるテーブルです。サイズは2人掛けくらいが中心。ゲストが大勢来たときに通常のテーブルを補完するために引っ張り出してきます。いつもとはちょっと違う気分でくつろぎたいときにも使えます。ふだんは、物を置く台として使ってもOK。玄関先に小さいカバンを置いたりするのに便利です。
〜ソファーの横でモノを置く台
コーヒーカップやリモコン類など
ソファーなどでくつろいでいるときに、コーヒーカップや雑誌、リモコン類などを置くために使う補助的なテーブルです。キャスターがついていて、自由に動かせるタイプが多いです。雑誌などをしまえるラックがついていると便利です。最近は、天板にガラスを使ったモダンなサイドテーブルの人気が高まっています。
〜チェアとのベストな組み合わせ
省スペースに役立つ
テーブルには、ダイニングセットと、テーブルの単品があります。セットだと、テーブルにマッチした椅子がついてきます。デザインという観点から考えると、テーブルとイスの雰囲気があっているため、セットはたいへん望ましいです。また、セットは、テーブルとサイズがぴったりになっていることが多く、イスをテーブル下にしまったときのスペースがかなり省略できます。スペースが限られている家庭やオフィスなどに向いています。
欧米のセット品は高さに注意
テーブルとチェアのセットは、体の大きな欧米人が靴を履いたまま使うことを前提にして作られたものもあるので、日本人の体格や生活様式には高すぎることもあります。購入するときは慎重に吟味しましょう。
〜飾り台として活躍

繊細なカーブが高級感を感じさせる、引出し付き・サイドテーブル
宮廷風インテリア
幅20p程度の細長いスリムなテーブルです。壁に寄せて設置し、装飾品や花などを飾るのに使います。玄関ホールなどに置くと、とても良いデコレーションになります。もとは中世ヨーロッパの宮廷風インテリアとして愛用されていました。エレガントやクラシックな空間に似合いますが、最近はシャープでモダンなデザインも増えています。コンソールテーブルの上の壁に、絵画や鏡を配置するのもいいでしょう。
〜1台2役のテーブル
通常の食卓より低め
リビングダイニングテーブルは、ダイニングとリビング兼用のテーブルです。スペースが足りなくて困っている家庭にはたいへん便利です。リビングコーナーをつくらず「大きなテーブルで食事をし、そのままくつろぐ」というのがコンセプト。高さは一般のダイニングテーブルより低く65センチ前後が多いです。付属のイスは、座面が広く、張り地もソファ並みにふっくらしていたりします。座り心地はいいですが、長時間作業をするには不向きかも知れません。
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